【マツダ・CX-3】内装はどうなっている?内寸は実際どうなの?

マツダ・CX-3でよく聞くのが

「内装はカッコいいけど、内寸がイマイチ。後部座席が狭いし荷物も積めない」

という声。

見た目重視で実用性が良くない…ということらしいですが、実際はどうなのでしょう?

内寸やラゲッジスペースをライバル車と比較したり、オーナーの声から本当のトコロを探ってみました。

さらに4つのバリエーションが選べる内装の魅力や、ドレスアップの可能性についても調べてみました。

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【マツダ・CX-3】内寸は?収納スペースと室内

内寸をライバル車と比較

マツダ・CX-3の公式サイトによると「内装・インテリアデザイン・質感」の満足ポイントは67%と、とても高いです。

一方で低いのが「室内空間の広さ」(7%)と「荷室の広さ・使いやすさ」(5%)。

予想通りというか、この結果はコンパクトSUVの宿命かもしれません。

まずはライバル車と内寸を比べてみましょう。

【マツダ・CX-3】

  • 室内長1810mm
  • 室内幅1435mm
  • 室内高1210mm
  • ラゲッジルーム容量350l

【トヨタ・CH-R】

 

  • 室内長1800mm
  • 室内幅1455mm
  • 室内高1210mm
  • ラゲッジルーム容量318l

【ホンダ・ヴェゼル】

  • 室内長1930mm
  • 室内幅1485mm
  • 室内高1265mm
  • ラゲッジルーム容量393l

一番広いのはヴェゼルですが、3車の差はいずれも数センチ程度。

劇的な違いはなく、CX-3だけが特別に狭いということはなさそうです。

ちなみに畳1枚のサイズが1800mm×900mmぐらい。

またCX-3の室内幅1435mmというのは、新幹線の線路幅とピッタリ同じ。

畳2枚弱の面積、2本の線路の間しかないスペースに大人4〜5人が快適に座れるよう、クルマの設計者はアレコレ知恵を絞っているのです。

本当にアタマが下がります。

170cmでも余裕?後部座席の評価

実際にオーナーになった人の感想は?

まずは後部座席について、声を拾ってみました。

  • 「180cmの自分が運転し、165cmの妻が文句を言わずに後ろに座っている」
  • 「170cmでも天井、フロントシートとの間ともに握りこぶし1個分の余裕がある」

具体的に身長を挙げて満足度を語っています。

「狭い」というのは意外に主観的なものなのかもしれません。

一方で「座面が短いため、お尻に負担がっかってしまう」という声も…。

これは実際にディーラーに足を運んで、座って確かめたいですね。

細身のゴルフバッグならギリギリ3個

もうひとつ気になる、ラゲッジルームについては…。

  • 「妻と2人で乗るには十分。荷室も狭いがCX-3は貨物車じゃないので満足」
  • 「1〜3人程度のザックと靴ぐらいなら十分に積める」

そもそも積載性については問題にしていないのでOKということですね。

ラゲッジルームの広さにこだわるなら、ワンランク上のCX-5の方がピッタリかもしれません。

ひとつの基準として「ゴルフバッグ○個分」というのがあります。

よく聞く「敷地面積が東京ドーム○個分の広さ」というのと同じですね。

ゴルフに使っている人の話などをまとめると…。

  • CX-5は4個。
  • CX-3は分割式リアシートを倒して、細身のバッグを3個。

やはりミニマムなスペースと考えるべきでしょう。

【マツダ・CX-3】グレード別・内装の質と内装色

 

内装はグレード別に4種類。

4種類の中でエンジン(ガソリン・ディーゼル)、駆動方式(2WD・4WD)、変速機(6AT・6MT)の違いを選ぶという構成になっています。

  • Exclusive Mods/シート生地:ナッパレザー(ディープレッド)※変速機は6ATのみ
  • L Package/シート生地:レザー(ブラック・ピュアホワイト)
  • S Package/シート生地:合成皮革(ブラック)
  • ベーシックグレード/シート生地:クロス(ブラック)

Exclusive Modsは高級な「ナッパレザー」

Exclusive Mods(エクスクルーシブモッズ)は2018年5月の大幅マイナーチェンジで登場した特別仕様車。

「ナッパレザー」は厳選した革を使い「しなやかさ」と「耐久性」を両立したレザー。

メルセデスベンツなどの高級車にも採用されています。

さらに「ディープレッド」という黒に近い赤を選べるのは、Exclusive Modsだけ。

ワンポイントで入った「ピュアホワイト」のいラインが、スポーティな雰囲気をソソリます。

L Packageはホワイトの本革も

L Packageは最上級グレード。

レザー(本革)のシートは「ブラック」と「ピュアホワイト」の2種類から選べます。

スタンダードな「ブラック」は、スパルタンなムードでスポーツカーのよう。

「ピュアホワイト」は、エレガントな美しさが目を引きます。

本革で真っ白というのは、国産コンパクトSUVではとてもレア。

CX-3らしさを一番楽しめるチョイスかもしれません。

ただレザーを末永く楽しむには、ある程度手間をかけたメンテナンスが必要です。

ディーラーでお手入れ用品の相談を忘れずに。

S Packageは高級感&実用性の絶妙バランス

S Packageは上級グレード。

背もたれや座面が合成皮革、それ以外の部分がクロスです。

合成皮革と言っても、その質感やなめらかさはレザーに引けを取りません。

メンテナンスの手間(サッと水拭きするだけでOK)を考えると、むしろこちらの方がベストチョイスかもしれません。

ベーシックグレードはシンプルにクロス

ベーシックグレードのシート生地はクロス(布)。

とても落ち着いた質感で「ベーシック=安っぽい」という雰囲気はナシ。

ステアリングやシフトノブは本革巻で、十分すぎるほど高級感があります。

むしろ上級グレードでクロスが選べないのが残念…とさえ思えてきます。

マツダ・CX-3高級感へのこだわり

「ナッパレザー」は別格として、内装で高級感の違いを感じないのはCX-3らしいところ。

シート骨格の設計は全グレード共通で、座面に上級車種のCX-8と同じ高減衰ウレタンを採用。

長時間ドライブでも疲れにくくて快適です。

大きな違いは、S Package以上は10Wayのパワーシートということ。

シートポジションを記憶できるメモリー機能で、乗り込んですぐに最適なドライビングポジションが取れるのが嬉しいです。

【マツダ・CX-3】内装アレンジ・カスタムは純正でイケる?

しっかりツボを押さえた純正品

マツダ・CX-3には純正のカスタマイズパーツが用意されています。

内装関係は数は少ないながら、シッカリとツボを押さえたラインナップです。

  • スカッフプレート(イルミネーション付・イルミネーションなし)
  • アルミペダルセット(AT用・MT用)
  • エンジンスタートスイッチ(サテンクロームメッキ)
  • MAZDA SPEEDシフトノブ(MT用) アルミ削り出し+カーボン
  • ステアリングシフトスイッチ(AT用)

装着すれば、さらにピリッと引き締まった内装になること間違いナシ。

元々完成度の高い内装だからノーマルに「チョイ足し」がベストというのが、純正の考え方ですね。

アフターパーツは好みで

もちろん社外品のアフターパーツもたくさん出ています。

好みで選びましょう。

もっとも手のかかるカスタマイズとして、シートを「RECARO」(レカロ)などに交換!というオーナーも。

「RECARO」はドイツのシートブランドとしてあまりにも有名。

ホールド感や長距離ドライブの疲れにくさが段違いに素晴らしい!と評判です。

さすがアウトバーンの国・ドイツ生まれといったところでしょう。

国産車で標準装着する車種も多く、たとえばマツダ「ロードスター」のシートは初代からずっと「RECARO」との共同開発です。

とはいえ国産車のノーマルシートはここ数年でどんどん良くなっています。

とくに不足は感じないでしょう。

シートは身体を預ける重要なパーツなので、慎長に決めたいもの。

ある程度車と長く付き合ってから交換を決めても、決して遅くありません。

【マツダ・CX-3】内装・内寸まとめ

マツダ・CX-3の内寸や内装を見てきましたが、手放しで「広い!」とは言えないようです。

夫婦2人でドライブを楽しむといったシーンが一番似合っているようです。

この使い方さえ割り切れば、CX-3これ以上ない魅力的な選択肢です。

内装についてはグレードを問わず高い満足度得られると、太鼓判を押しても大丈夫そう。

とくにシートに収まった時の包まれるような安心感は、マツダが掲げる「人馬一体」を実感できるでしょう。

 

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