クルマの購入時と車検時、どんなクルマでも悩みのタネとなるのが税金。
愛車に長く乗り続けるには、費用の事前シミュレーションが大切です。
マツダ・CX-3にまつわるエコカー減税、自動車税など、税金関係の情報をまとめました。
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【マツダ・CX-3】エコカー減税は適用される?
CX-3はディーゼル車が「エコカー」、ガソリン車は減税対象外
- 2WD/4WD
- オートマ/マニュアル
- ディーゼル/ガソリン
CX-3ではこれらに関して全ての組み合わせが存在し、それぞれが別グレードとして扱われています。
ここで「エコカー減税」という観点からは、「ディーゼル/ガソリン」という区分が重要です。
CX-3では、ディーゼル車が全グレードでエコカー減税の対象車であるのに対して、ガソリン車は全グレードが対象外となっています。
いまは自動車関係税制の大転換期
- 消費税=自動車購入時
- 自動車取得税=自動車購入時
- 自動車重量税=自動車購入時、車検時(初回3年、以後2年)
- 自動車税=自動車購入時、毎年5月
自動車に関係する4つの税金のうち、エコカー減税が関係しているのは、自動車取得税と自動車重量税の2つです。
これに加えて自動車税に関しては、グリーン化特例という減税制度があります。
ただし、これらの制度がごくごく近いうちに、大きく変更されることには注意してください。
- 2019年3月=自動車取得税のエコカー減税終了、自動車税のグリーン化特例終了
- 2019年4月=自動車重量税のエコカー減税終了
- 2019年10月=消費税率8→10パーセント化、自動車取得税廃止→新税「環境性能割」導入
「エコカー減税」や「グリーン化特例」は、自動車メーカーの宣伝文句として使われてきました。
政府としても、環境にやさしいクルマを普及させるために、減税という特典を使ってきた。
しかし、あくまでも期間限定、とは政府も言いにくいため、きちんと伝えられてこなかったのです。
CX-3の自動車重量税
自動車重量税は、自動車を購入した時と車検時にかかる税金。
自動車の重さに応じて0.5トンあたり2,500円となります。
CX-3は、ディーゼル/ガソリン全グレードの重量が1,230~1,390kgの幅に収まっており、通常の税額は7,500円です。
しかし、2019年4月30日までにCX-3のディーゼル車を購入した場合に限っては、エコカー減税が適用されます。
自動車重量税のエコカー減税は、購入時と初回車検時の2回に適用、と決まっています。
つまり2019年4月までに買ったCX-3ディーゼル車は、その購入時と、3年後2022年初回車検の2回について、7,500円→0円となるわけです。
自動車重量税については、特にディーゼル車のエコカー減税に関して、金額はさほど大きくないととるか、あるいは3年後まで響いてくることをメリットと捉えるか、がポイントになりそうです。
CX-3の自動車取得税、消費税、環境性能割
自動車取得税のエコカー減税は2019年3月まで
自動車取得税は自動車購入時に、購入金額の3パーセントを税金として納める制度。
エコカー減税は、2019年3月31日までに自動車を購入した場合に限り、適用されます。
CX-3ではディーゼル車がエコカー対象であり、自動車取得税は0、免除です。
ただし、2019年4月以降、この制度は完全になくなります。
消費増税タイミングで自動車取得税は廃止に!
自動車取得税は、「購入金額の3パーセント」というやり方が、消費税の「購入金額の8パーセント」と同じ形態で、「なぜクルマだけ税金が二重なの?」とこれまでも批判が多かった制度でした。
そこで政府は、2019年10月の消費税率10パーセント化に合わせて、自動車取得税を廃止することを決めました。
新制度「環境性能割」は事実上の増税??
しかし同じタイミングで「環境性能割」という新しい制度がはじまることに。
「エコカー減税」という制度が「環境性能割」という制度に変わります、というかたちの宣伝も最近されている感じがしますが、これは少し間違いです。
「環境性能割」は減税と同じような「割引」、ではなく、エコカーでないクルマに対する「割増」(エコカーはプラマイゼロ)という制度。
つまりあくまで基本は増税なのであり、エコカー減税よりもむしろ、自動車取得税と入れ替わりの制度、と捉えるべきです。
「環境性能割」も仕組みが同じで、自動車の購入時に、購入金額に対してかかってくる税金。
燃費がよいクルマは非課税、基準に達しないクルマは達しない割合に応じて「購入金額の1~3パーセント」がとられるシステムです。
CX-3に関してみておけば、ディーゼル車は非課税ですが、ガソリン車は3パーセントがとられるということになります。
このガソリン車のケースを見ればわかるように、自動車取得税3パーセントが環境性能割3パーセントにスライドしているだけ、というのが環境性能割の本質のところです。
全部合わせて何パーセント?
「CX-3の自動車取得税+消費税+環境性能割」という視点で、購入タイミングを時間軸で追っておくと以下のようになります。
ガソリン車
- 2019年9月までの購入「3+8+0=11パーセント」
- 2019年10月からの購入「0+10+3=13パーセント」
ディーゼル車
- 2019年3月までの購入「0+8+0=8パーセント」
- 2019年9月までの購入「3+8+0=11パーセント」
- 2019年10月からの購入「0+10+0=10パーセント」
こうしてみると、ガソリン車では増税がきっちり効いてしまっています。
それに対してディーゼル車はエコカー減税、環境性能割がそれぞれに効果をみせていますね。
【マツダ・CX-3】自動車税は毎年いくら?
毎年払う自動車税は39,500円
自動車税は毎年4月1日に自動車を所有している人に対して、5月に請求が来る税金です。
乗用車の場合、自動車税は排気量によって決定されています。
CX-3の排気量はディーゼル車もガソリン車も、税金の枠組では同じ。
「1.5リッター超2.0リッター以下」のクラスとなるため、自動車税の金額は39,500円となります。
ちなみに、ディーゼル車とガソリン車の正確な排気量のデータは以下の通りです。
- ディーゼル車・エンジン「SKYACTIV-D 1.8」=排気量756リッター
- ガソリン車・エンジン「SKYACTIV-D 2.0」=排気量997リッター
特にディーゼル車は2018年のCX-3マイナーチェンジの際、エンジンを積み替えた結果として、排気量が0.258リッター上がり、自動車税のランクがガソリン車と同じになったことが話題となりました。
排気量を上げてまでマツダがこだわったのが、ディーゼル車の環境性能である、ということになります。
自動車税は自動車購入時にもかかる
自動車の購入時には初回自動車税として、3月までの残り期間の自動車税を「月割」で納入することになります。
つまり、CX-3の自動車税39,500円についての初回自動車税は、購入する月によって以下の通りとなります。
- 4月購入31,600円
- 5月購入28,700円
- 6月購入25,800円
- 7月購入23,000円
- 8月購入20,100円
- 9月購入17,200円
- 10月購入14,300円
- 11月購入11,500円
- 12月購入8,600円
- 1月購入5,700円
- 2月購入2,800円
- 3月購入0円
自動車税の「グリーン化特例」
自動車税には「グリーン化特例」と言われる制度がありますが、この対象になっているのもCX-3ではディーゼル車のみです。
CX-3のディーゼル車を2019年3月31日までに購入した場合、2019年5月請求の自動車税にグリーン化特例75%(500円単位切り上げ計算)の適用があり、納入額は8,000円となります。
購入時にかかる自動車税は減税対象ではなく、2月中の購入ならば2,800円がかかります。
そしてグリーン化特例も、エコカー減税同様に廃止されます。
【マツダ・CX-3】減税と自動車税の費用トータル
自動車の購入維持にかかる税金は、購入のタイミングによって細かく変わるものです。
税制の大きな転換点にある現在は、特にタイミングが重要となります。
また税金の中で多額となるのは、クルマの購入金額に対してかけられる税金。
CX-3の多種多様なグレードはもちろんそれぞれに自動車自体の代金が異なりますから、ここで全てのグレード、全てのタイミングに関して計算してみることはできません。
ここではCX-3のディーゼル車とガソリン車、それぞれの特別仕様車Exclusive Modsの4WD/ATに関して、2019年3月、9月、10月購入、その購入時に限って比較をしてみましょう。
ディーゼル車=本体価格2,865,260
2019年3月購入
- 消費税=229,220
- 自動車取得税=0
- 自動車重量税=0
- 自動車税=0
- 環境性能割=0
- 税金合計=229,220
2019年9月購入
- 消費税=229,220
- 自動車取得税=85,900
- 自動車重量税=7,500
- 自動車税=17,200
- 環境性能割=0
- 税金合計=339,870
2019年10月購入
- 消費税=286,526
- 自動車取得税=0
- 自動車重量税=7,500
- 自動車税=14,300
- 環境性能割=0
- 税金合計=308,326
ガソリン車=本体価格2,615,260
2019年3月購入
- 消費税=209,220
- 自動車取得税=78,450
- 自動車重量税=7,500
- 自動車税=0
- 環境性能割=0
- 税金合計=295,170
2019年9月購入
- 消費税=209,220
- 自動車取得税=78,450
- 自動車重量税=7,500
- 自動車税=17,200
- 環境性能割=0
- 税金合計=312,370
2019年10月購入
- 消費税=261,526
- 自動車取得税=0
- 自動車重量税=7,500
- 自動車税=14,300
- 環境性能割=78,450
- 税金合計=361,776
【まとめ】CX-3のエコカー減税・自動車税
CX-3の税金関係をさまざまに見てくると、マツダが環境配慮にこだわりを見せるディーゼルエンジンには、それ相応の税制優遇がきっちり働いています。
このため、エコカー減税と環境性能割の端境期にあっては価格が上昇するため、注意が必要です。
また、エコカー減税という減税政策と環境性能割という増税政策の対比も価格にはっきり表れていると言えるでしょう。
ガソリン車はこの点において環境技術がまだまだで、そうした車に対する目は今後どんどん厳しくなっていくことが予想されます。
逆に言えば、なるべく早く買ってしまえ、というふうにも見えますが、たとえば今後の税制改革により、環境に配慮の少ない自動車の所有者には車検ごとにさらなる税金が、といったことも、考えられなくはありません。
お財布の中をのぞけばのぞくほど、地球環境を思わざるを得ないというのは、政府の作戦通りかもしれませんが、なかなかおもしろいものですね。
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- 「ディーラーの売り込みがイヤ…」
- などなど
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