さまざまな乗用車の中で、いま注目が集まるコンパクトSUV。
各社コンパクトSUVの熾烈な戦いの中で、ここではマツダ・CX-3とホンダ・ヴェゼルを比較します。
「CX-3好き」という個人的主観も思い切り入っていまっすが、やっぱりCX-3。
データと使用感をまとめて、決め手となるポイントを挙げました。
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【マツダ・CX-3】VS【ホンダヴェゼル】 価格対性能のコスパ勝負
同規格でくらべてCX-3
CX-3もC-HRも、当然ながらグレードにより価格の幅があります。
両者を価格で比較するからには、同程度の規格で比べる必要があるでしょう。
CX-3とC-HRに共通する規格としては、〔ガソリン車・2WD・AT〕があります。
この規格の最高グレードについて価格を比較すると次の通り。
CX-3のほうが30万円ほど安いことになります。
- CX-3 20S L Package ⇒ 2,566,080円
- ヴェゼルTOURING ⇒ 2,903,400円
「ヴェゼルTOURING」は2019年1月投入されたばかりのターボ車です。
CX-3のガソリンエンジンは排気量2000ccという特徴を持っています。
「パワフルでスポーティーな走りのコンパクトSUV」という立ち位置を誇ってきたCX-3。
「ヴェゼルTOURING」は強力なライバルと言えます。
しかし価格では、CX-3が相当有利である、という結果になりました。
ヴェゼルの「お買い得感」
グレードによる価格の幅はどうでしょうか。
ヴェゼルを評する言葉としてよく聞く表現が「コスパ」です。
両者を比較するとCX-3は価格帯が微妙にヴェゼルより上で、時に「割高」と評されます。
- CX-3 ⇒ 28グレード、2,127,600円~3,062,080円
- ヴェゼル ⇒ 13グレード、2,075,000円~2,926,000円
たしかにコストに見合う性能という意味で、ヴェゼルにはお買い得感があります。
ですが、CX-3の性能の高さは、金額を大きく上回るものなのです。
ほんとうのコスパはCX-3が持つ
CX-3の優位として大きいところ、それは人間への気遣いにあふれた安全性能にあります。
- DAA(ドライバー・アテンション・アラート)
- ALH(アダプティブ・LED・ヘッドライト)
ここでは2点紹介したいと思います。
DAA(ドライバー・アテンション・アラート)
ドライバーの運転状態をシステムが学習、クルマの挙動が乱れと休憩をうながしてくれます。
ALH(アダプティブ・LED・ヘッドライト)
ヘッドライトが11ブロックに分かれ、個別に自動で点灯して、夜間視界を確保します。
なかでも対向車運転手の目くらましになる範囲だけを部分消灯すること配慮が特徴です。
ヴェゼルにも搭載された「HONDA SENSING」はまだ、ヘッドライト関連の制御系を持ちません。
車線逸脱防止も甘く、検知誤動作の話はよく聞かれるところです。
ホンダの安全運転支援技術は、まだまだといってよいでしょう。
そうした性能の差からみた、ほんとうのコスパはCX-3に軍配が上がります。
【マツダ・CX-3】VS【ホンダヴェゼル】 大きさと室内スペース勝負
外寸はCX-3のほうがコンパクト
外寸(全長×全幅×全高)比較すると、CX-3がコンパクトです。
- CX-3 20S L Package ⇒ 4,275mm×1,765mm×1,550mm
- ヴェゼルTOURING ⇒ 4,340mm×1,790mm×1,605mm
コンパクトSUVの世界で有名な「高さ1,550mmの壁」をヴェゼルは意図的に破っています。
立体駐車場の標準1,570mmを考えた設計を常識としてきたコンパクトSUV。
ヴェゼルはそのカテゴリにありながら、常識を無視してまで、一回り大きいのです。
これは単純にいって「反則」です。
空間の広さはヴェゼル
内寸(長さ×幅×高さ)比較すると、車体の大きいヴェゼルが広いのは当然でしょう。
- CX-3 20S L Package ⇒ 1,810mm×1,435mm×1,210mm
- ヴェゼルTOURING XV ⇒ 1,930mm×1,485mm×1,265mm
コンパクトSUVは一般に、後部座席とトランクに不満が語られるもの。
それをヴェゼルが克服していることは、認めなければならないでしょう。
しかし、ここで「反則」という強い言葉を使うのには、理由があります。
「『運転しやすいサイズ』とは相反する、空間の広さ」。
ホンダの公式コメントとしてカタログにも載っているという言葉です。
性能をふくめた「居住性」はCX-3が上
運転しやすさを犠牲にした空間の広さは、自動車に必要なものなのでしょうか。
一定の空間にユーティリティをコンパクトにまとめるのも自動車の技術のはずです。
その例としてコンパネを比較してみたいと思います。
ヴェゼルとCX-3のコンパネをそれぞれ眺めてみましょう。
ヴェゼルはさまざまな機能をすっきりと平面に収めてスタイリッシュです。
それにくらべるとCX-3はごてごてと飛び出す部分が多い。
見た目がよくないといわれることすらあります。
CX-3の「マツコネ」ナビ画面、「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」が上に飛び出していることには一部に批判もあります。
ですが、運転席の視線で画面・表示を見る視線移動を考えた時、ヴェゼルの画面位置では、完全に前方から視線を外す瞬間があり、目も疲れるのです。
CX-3の装備には、使えば使うほど、ユーザー目線を感じます。
「居住性」には見た目や広さに限らない、使い勝手が含まれて当然です。
こんな視点からCX-3に1票入れたいと思います。
【マツダ・CX-3】VS【ホンダヴェゼル】 燃費勝負
単純距離はヴェゼル
- CX-3 XD 2WD MT ⇒ 25.0km/ℓ
- ヴェゼル HYBRID HONDA SENSING FF ⇒ 27.0km/ℓ
CX-3とC-HRで燃費対決(JC08モードでの比較)をしてみました。
マツダCX-3はそもそもディーゼル車のほうが長い歴史を持つライン。
燃費もディーゼル車がガソリン車を大きく上回っています。
一方、ヴェゼルの燃費最良グレードは、ディーゼル車ではなくハイブリッドです。
燃料に対する走行距離の数値では、ヴェゼルが2km長く走行することができます。
しかしディーゼル車は、言うまでもなく燃料が軽油であり、その割安感が無視できません。
マツダがディーゼルエンジンを開発する、一番単純な理由が「軽油の安さ」です。
軽油110円、ガソリン130円として、年間10,000km走行時の年間経費を計算します。
計算に使った燃料の金額は、2017年から2018年のそれぞれの燃料販売価格の底値です。
CX-3 XD 2WD MT
10,000km÷25.0km×110円=44,000円
ヴェゼル HYBRID HONDA SENSING FF
10000 km÷27.0km×130円=48,148円
燃費はCX-3のクリーンディーゼルの勝利となりました。
【マツダ・CX-3】VS【ホンダヴェゼル】 リセールバリュー勝負
リセールバリューは全くの同点だ
2019年2月時点の中古車最低価格を見てみましょう
最も値を下げてしまう場合を確認してみようという趣旨です。
- CX-3 1,118,000円
- ヴェゼル 1,180,000円
偶然といえば偶然ですが、全くの同額となりました。
だからというわけでもありませんが、リセールバリューを考えた時、両者は同じぐらいの評価になるだろう、というのがここでの見解です。
リセールバリューの一般的な評価として、ホンダとマツダに差が存在することは確かです。
特に海外市場を持つという点で、過走行車を中心に、ホンダ車が有利に働くことはあるでしょう。
現時点の市場人気もヴェゼルのほうが上で、いま売るのならばCX-3より高く売れる可能性は高いかもしれません。
しかし、いま私たちが買いまくっているコンパクトSUV。
それが飽和した将来の中古車市場におけるリセールの場面では、台数の多いヴェゼルよりも希少なCX-3のほうが有利にはたらく可能性があります。
また基本的な序列を変更するようなリセールバリュー予想は、クルマの真価で決まってきます。
ヴェゼルと言えばハイブリッド車モーターのリコールは、検索キーワードの候補にあがるほど。
リコールは一般にリセールバリューを下落させる要因と言われます。
CX-3とヴェゼルのリセールバリュー対決は引き分けとなりました。
【まとめ】CX-3 vs ヴェゼル徹底比較
- コスパ勝負 ⇒ CX-3
- スペース勝負 ⇒ CX-3
- 燃費勝負 ⇒ CX-3
- リセールバリュー勝負 ⇒ 引き分け
4番勝負の結果はCX-3が3勝1分で勝利しました。
運転しやすく性能も燃費もよいCX-3を手に入れましょう。
【CX-3】が値引き金額から更に50 万円安くなる裏ワザ
- 「この【車種名】、予算オーバーだ…」
- 「値引きで安く買いたい…」
- 「ディーラーを回るのは面倒…」
- 「新車をお得に最安値で手に入れたい…」
- 「ディーラーの売り込みがイヤ…」
- などなど
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