注目が集まる各社のコンパクトSUV戦争。
ここではマツダ・CX-3と日産・ジュークを比較します。
結論から書けば、個人的主観も入って圧倒的大差でCX-3の勝ち。
データと使用感をまとめて、決め手となるポイントを挙げました。
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【マツダ・CX-3】VS【日産・ジューク】 価格対性能のコスパは?
単純な価格競争はジューク
CX-3とジュークを同程度の規格で比べてみます。
両者に共通する〔ガソリン車・2WD・AT〕。
この規格の最もお買い得なグレードで価格を比較すると次の通りです。
ジュークのほうが15万円安いことになります。
- CX-3 20S ⇒ 2,127,600円
- ジューク15RX ⇒ 1,975,320円
CX-3はエンジンからして違う
しかしCX-3はこの価格差を性能で上回ります。
CX-3の運転性能を語るにあたって外せないのがエンジンの規格です。
ジューク15RXの「HR15DE」は7段無段変則1,500ccで、コンパクトSUVとしては標準レベル。
これに対してCX-3 20Sの「SKYACTIV-G 2.0」は、6段電子制御オートマ2,000ccです。
CX-3だけがコンパクトSUVに排気量2,000ccのエンジンを積んでいる。
本来ならば1,500ccでも動かせる車体に500ccの余裕を持たせることで生まれる力強さが全く違います。
さらにマツダの電子制御オートマの魅力は、運転する楽しみをダイレクトに感じるもの。
トランスミッションが若干抑制ぎみに、ひっぱる感じでギアが上昇する感覚がたまらない。
これが「動いてしまうクルマ」と「運転するクルマ」の違いです。
時代とともに進化するCX-3
ジュークに魅力を感じない最大の要因、それはジューク周辺の「時が止まっている」ことに尽きます。
2010年の発売以来、当初は順当なマイナーチェンジを繰り返しているように見えたジューク。
それが現在ではどうでしょう。
たしかに2018年には特別仕様車「ジュークNISMO」が発売されましたが、基本的な仕様向上が2015年から止まっています。
ジュークファンからはこういうあり方がファッショナブルと好まれるのもわかる。
だけど、それでクルマとしてよいのかジュークよ、と問わずにはいられないのです。
これは単純な精神論ではありません。
現在、各社がしのぎを削る安全性能開発にジュークは完全に乗り遅れている。
ジュークとCX-3、それぞれのメーカーカタログで語られる安全装備の数がまるで違います。
- CX-3 ⇒ 13項目
- ジューク ⇒ 5項目
交通標識認識システムや車間距離確保の前車追従など、CX-3はもちろん他社コンパクトSUVにも多い機能がジュークにはない、ということは最大のマイナスポイントです。
その点CX-3の安全装備は、語りだせばキリがありません。
対向車の視界を確保するために自動で部分消灯するALH(アダプティブ・LED・ヘッドライト)。
また、夜間歩行者検知機能が強化された衝突回避システムなどは特に、コンパクトSUV界を見渡してもどこにも負けない性能を誇ります。
コスパはだんぜんCX-3が上
もはや言うまでもないですが、コスパ=安い、ではありません。
価格に見合った性能を考えた時、ジュークとCX-3をくらべたら、どう考えてもCX-3に軍配をあげざるを得ません。
【マツダ・CX-3】VS【日産・ジューク】 大きさと室内スペース勝負
立体駐車場が使えるCX-3
- CX-3 20S ⇒ 4,275mm×1,765mm×1,550mm
- ジューク15RX ⇒ 4,135mm×1,765mm×1,565mm
外寸(全長×全幅×全高)比較すると、CX-3とジュークは横幅が同じです。
この時、CX-3は長く低いクルマ、ジュークは短く高い車となっています。
この体型のちがいが、エレガントなCX-3とカジュアルポップなジュークの差としてあらわれているでしょう。
デザインは各人の好き好きで、どちらが勝ちとは言いがたいですが、実用面で見たときここには大差があります。
それは立体駐車場の標準高さ1,570mmの壁です。
現在ではこれを考えた設計をするのが標準的であるところ、コンパクトSUVの先駆けであるジュークには、この配慮を欠いています。
わずか5mmの余裕は、立体駐車場の車高検知システムで止められる可能性がかなり高いです。
内寸はジュークがやや広いが
- CX-3 20S ⇒ 1,810mm×1,435mm×1,210mm
- ジューク15RX ⇒ 1,835mm×1,470mm×1,215mm
内寸(長さ×幅×高さ)比較すると、3数値はいずれもジュークが大きくなっています。
しかし実際に乗って感じられる印象は、ジュークの後部座席がほんとうに狭いということです。
コンパクトSUVにおいて全般に問題となる後部座席の使えなさ。
極論を言えば、この元凶がジュークだった、というのは、歴史的に見て全くその通りです。
ジュークは前2席に余裕を持った設計をしつつ、後部座席を使うことをあらかじめ封じたデザイン。
CX-3の後部座席も狭いことには違いないですが、座った感覚はジュークとくらべればマシです。
後部座席シート奥行き
- CX-3 20S ⇒ 465mm
- ジューク15RX ⇒ 460mm
後部座席部高さ
- CX-3 20S ⇒ 905mm
- ジューク15RX ⇒ 895mm
スペース勝負もCX-3が実用面で上
ジュークは、コンパクトSUVの道を拓いた先駆者であり、その意味で歴史に残る名車なのです。
だからこそ採点も厳しくなるところではあるのですが、どうしても目立ってしまうわけ。
ジュークのアップデート不足が。
空間利用の面でも、ポイントはCX-3に入れたいと考えます。
【マツダ・CX-3】VS【日産・ジューク】 燃費勝負
CX-3クリーンディーゼルの魅力
CX-3で燃費のよいグレードを見れば、環境性能にもこだわったディーゼル車があります。
マツダCX-3はここまでで紹介してきたガソリン車よりもディーゼル車のほうが長い歴史を持ち、燃費もディーゼル車が大きく上回っています。
CX-3ディーゼル車の中でも最も燃費性能のよいグレード「CX-3 XD 2WD MT」(エンジンSKYACTIV-D1.8)。
この燃費は23.2km/ℓです。
ジュークにおいて燃費が最もよいグレードは、ここまでで紹介している「ジューク15RX」(エンジンHR15DE)。
この燃費は18.0km/ℓとなっています。
ディーゼル車は燃料が軽油であることを考えると、この燃費差はさらに広がります。
仮に年間10,000km走行する時、軽油価格110円、ガソリン価格130円とします。
年間の燃料代には次のような差が出ます。
CX-3 XD 2WD MT
- 10,000km÷23.2ℓ=431.03km/ℓ
- 431.03km/ℓ×110円=47,413円
ジューク 15RX
- 10,000 km÷18.0 ℓ=555.56 km/ℓ
- 555.56 km/ℓ×130円=72,223円
燃費勝負はCX-3の圧勝
年間24,810円の差はかなり大きいものです。
ジュークが全グレードでエコカー減税→環境性能割に全く対応していないのにくらべて、CX-3ではディーゼル車ならば最高ランクの減税対象となることも魅力です。
燃費対決はCX-3の圧勝ですね。
【マツダ・CX-3】VS【日産・ジューク】 リセールバリュー勝負
ジュークの人気薄が響く
リセールバリューは直接的に言って「市場での人気」にほかなりません。
記事執筆時点の中古車最低価格を見てみましょう。
- CX-3 1,180,000円
- ジューク 369,000円
一目瞭然です。
新車の月間販売台数(2018年12月)で見ても人気が段違いです。
- CX-3 ⇒ 955台
- ジューク ⇒ 208台
ジュークのポップなデザインコンセプトを見ていると、やはり思い出されるのはトヨタ・C-HRです。
現在、全車種のなかで最も売れているC-HRに、ジュークのセンスは吸い取られた。
ジュークは完全に過去のクルマという印象が流れてしまっています。
中古車販売の世界では、「末期的」と言われるほどにまで価格が下落。
「そもそもジュークは新車でまだ買えるの?」という声まで出る始末です。
これには一昨年ころ流れた「そろそろオーダーストップらしい」という噂の火消しができていないことがおおいに関係しているでしょう。
リセールバリューをもつのはCX-3
リセールバリュー対決は、ジュークの失点があまりにも大きいがゆえに、CX-3の勝ちです。
一方でCX-3に関する情報はいま、フルモデルチェンジが間近という噂で持ち切り。
フルモデルチェンジが行われれば、所有の旧モデルがリセールバリューを落とすことは明白なのです。
しかし、マツダがこだわり続けている自動車の基本性能の追求は、リセールバリューの一定的保持としてもきっとあらわれてくるはずです。
【まとめ】CX-3 vs ジューク徹底比較
- コスパ勝負 ⇒ CX-3
- スペース勝負 ⇒ CX-3
- 燃費勝負 ⇒ CX-3
- リセールバリュー勝負 ⇒ CX-3
4番勝負はCX-3の全勝となりました。
ジュークのデザイン性、以上の自動車の本質をCX-3で手に入れていただきたいと思います。
【CX-3】が値引き金額から更に50 万円安くなる裏ワザ
- 「この【車種名】、予算オーバーだ…」
- 「値引きで安く買いたい…」
- 「ディーラーを回るのは面倒…」
- 「新車をお得に最安値で手に入れたい…」
- 「ディーラーの売り込みがイヤ…」
- などなど
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