2018年5月にマイナーチェンジしたCX−3、新型の評価は高く、旧型よりも良くなったと言われます。
評判の良い新型CX-3のどこが良くなったのか、何が変わったのか、感覚的な部分から実際の詳しい値についてまで、是非注目してほしい改善点をご紹介したいと思います。
旧型と新型、その違いを見ていきましょう。
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【マツダ・CX-3】新型マイナーチェンジ後の評判は上々
外装内装についての評価については、基本悪い物が殆ど見られない程、非常に高い評価を得ています。
見た目が格好いい、という意見が非常に多く、旧型がデミオの延長という意見があったのに対して、今回は見た目の評判が非常に良くなっています。
コンパクトカーを探していて、デミオを見た後にCX-3を見つけてしまい、その見た目に惚れた、という意見も多く見受けられました。
内装についても、非常に評判が高く、高級感がある、シックな感じが良い、とどれも高評価です。
試乗されたオーナーさんのご意見の中には、CX-5と比較したときにCX-3の方が内装が良かったという意見もあり、新型CX-3へ力のいれ具合がうかがえます。
乗り心地についても、大きく評価が上がっています。
シートの硬さもちょうど良く、沈み過ぎず硬すぎない、長距離走っても疲れにくい、というシート自体の評価も多く見受けられます。
また、アクセルの踏み込みに応じて加速するので、追い越しや高速での合流にストレスを感じないという、その加速性能からくる乗り心地の良さについても評価が高くなっています。
【マツダ・CX-3】マイナーチェンジ前の旧型より進化している新型
今度は、新型CX-3の改良された点について見ていきます。
旧型と変わって新型になってどのように、何が変わったのか、細かくご紹介していきます。
乗り心地
旧型では、乗り心地について評価が低く、乗り心地が固い、後部の突き上げ感が気になるという不満が見受けられました。
今回の新型では、シートの改良により、乗り心地が大幅に改善しています。
体重をかけた際に、全体を包み込むようなふんわりとしたシートで、圧を分散し疲れにくさもサポートしています。
さらに、シートバックも体のラインに合わせて変化する為、運転時のブレも少なく、運転しやすさも実現しています。
その為、長時間のドライブでもそれほど疲れない、快適という感想がよく見られるわけです。
静音性
旧型では、どうしてもディーゼルエンジン特有のエンジンノイズが気になるという意見が多く見受けられました。
対して新型では、新型のスカイアクティブディーゼルエンジンを採用しており、エンジンノイズを軽減させています。
また、ロードノイズを低減させて、新開発の18インチタイヤも採用することで、さらに静音性を高めました。
これにより、前後の座席でも会話をスムーズに行う事ができる様になっています
内装の質感
旧型でも決して悪かったわけではありませんが、新型はそのシックなデザインが非常に高く評価されています。
一番人気の高いL Packageではレザーシートで人気のピュアホワイトや王道のブラックの選択、特別仕様車ではナッパレザーを使用したディープレッドと高級感にあふれています。
インパネ周りのデザインは変わっていませんが、使用する素材を変更して、見た目のインパクトを変えています。
センターコンソールは一新され、アームレストを装備していますが、そのデザイン性は高く、コンパクトクラスとは思えない上質な仕上がりを見せています。
内装の使いやすさ
内装は見た目も重要ですが、使いやすさも重要です。
新型一番の見どころは、電動パーキングブレーキを採用していることです。
多くの車種で、グレードの高いクラスで採用されている電動パーキングブレーキですが、新型のCX-3では全グレードに採用されています。
電動パーキングブレーキに変更された為、サイドブレーキレバーが必要無くなり、センターコンソールが大幅に変更されました。
アームレストを備えつつも、下に収納スペースを確保したことも、使いやすさの追求といえるでしょう。
【マツダ・CX-3】マイナーチェンジ新旧で比較したらこうなった
今度は、新型と旧型の性能差を比較してみたいと思います。
実際の数値的に変わったところや、具体的な機能などをご紹介していきます。
エンジン周りの性能
ディーゼルエンジン
従来モデル
- エンジン種類:直列4気筒DOHCターボ
- 排気量:5L
- 最大出力:105PS/4,000rpm
- 最大トルク:5kgf・m/1,600~2,500rpm
新モデル
- エンジン種類:直列4気筒DOHCディーゼルターボ
- 排気量:8L
- 最大出力:116PS/4,000rpm
- 最大トルク:5kgf・m/1,600~2,500rpm
今回のディーゼルエンジンはスカイアクティブD1.8となり、排気量が1.5Lから1.8Lへアップされています。
新しいスカイアクティブD1.8 には、トルク応答性を高めたDE精密過給制御や、静音性能を高めたナチュラル・サウンド・スムーサー、熱エネルギーを最小化する新形状のエッグシェイプピストンを採用しています。
また、排気量の増加により、酸素供給能力を高め、排気ガスを大幅に低減させているのも特徴です。
【ガソリンエンジン】
従来モデル
- エンジン種類:直列4気筒DOHC
- 排気量:0L
- 最大出力:148PS/6,000rpm
- 最大トルク:6kgf・m/2,800rpm
新モデル
- エンジン種類:直列4気筒DOHC
- 排気量:0L
- 最大出力:150PS/6,000rpm
- 最大トルク:9kgf・m/2,800rpm
ガソリンエンジンでは、スカイアクティブG2.0を採用しています。
細かいチューニングが行われており、排気量は変わらないものの、中低速域でトルク増大や吸気ボート形状の改善させてピストン形状新しくして燃焼を素早く完了させるようになっています。
また、冷却水制御システムの改善によりエンジンの燃焼効率を高めたり、オイルリング形状とピストンカートの形状を最適化して摩擦抵抗を減らしたりすることで、燃費の向上を実現しています。
座席周りの性能
今回の新型では、走行性能や運転時の快適さに関する改善が多数行われています。
運転席側に10wayのパワーシートを採用し、シート本体には高減衰ウレタンを使用しています。
パワーシートには、複数のシートポジションとアクティブ・ドライビング・ディスプレイの位置設定が記憶できるメモリー機能を搭載しています。
また、運転席と助手席にシートヒーターが設置され、ハンドルのグリップにはヒーターが内蔵されています。
静音の性能
新型のCX−3の静音性能は、旧型に比べて上がっています。
フロントとリアのドア板厚、およびリアドアのガラス板厚を増加し、ドアとボディの密着性をあげるため、ドアーシーリングウェルトスポンジを追加しています。
また新開発の18インチタイヤに、新型のスカイアクティブエンジンを搭載し、静音性を格段に向上させています。
足回り
新型の足回りの性能は、大きく改善されています。
サスペンションのコイルスプリング変動を最適化、ショックアブソーバーやスタビライザーを改善させています。
フロントダンパーを大きく、フロントスプリングを小さく、Gーベクタリングコントロールを最適化し、チューニングを施すことで操縦の安定性を向上させ、走行時の快適さを高めています。
安全装備
旧型よりも必ず進化する安全装備、これは日々進化し新しい技術と新しい装備が登場しています。
新型のCX-3も他車種と同様、先進安全技術が搭載され、ています。
今回の新型で追加・改善されたのは、下記の3つになります。
- アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート
- マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール
- 360°ビュー・モニター
アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポートは、前方の歩行者や車をカメラで検知して、ブレーキの自動制御を行い衝突を回避する機能です。
今回の新型では、夜間歩行者検知均等が追加されています。
マツダ・レーダー・クルーズ・コントロールは、レーダーで先行車との速度差や距離を認識し、車間距離を維持しながら追従走行を可能にする機能です
今回、新採用されています。
360°ビューモニターは、フロントとバックのセンサーとカメラを使用し、車を真上からみた映像を作り出してくれる機能です。
オプション装備ではありますが、新採用されています。
【まとめ】CX-3新型・旧型の違い
CX−3の旧型から進化した新型の性能を見てきました。
マイナーチェンジではありますが、その性能差はマイナーチェンジの域を超えており、マツダの走りへのこだわりが感じられるものとなっています。
運転性能や静音性能がピックアップされていますが、それ以上にパワーシートや電動パーキングブレーキの搭載など是非注目してほしい点が数多くありました。
旧型で不満箇所だった、運転性能や静音性能を改善させるだけで無く、見た目や使いやすさをアップさせた新型は、旧型から完成形へと進化されていました。
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