ガソリンとディーゼル、2種類のエンジンがラインナップされたCX-3。
ともに高性能と低燃費を両立させたマツダ自慢の「スカイアクティブ技術」を搭載しています。
しかし両者のキャラクターは大きく異なり、選ぶには多少の予備知識が必要です。
一体何に着目すれば良いのか、ポイントを見ていきましょう。
下取りは必ず一括査定サイトを使うこと!
下取りは必ず一括査定サイトを使うこと!
ディーラーでは30 万円の下取りが、買取業者では50 万円になることも多々あります。
一括査定サイトを使うことで、大手下取り会社の最大10 社が
あなたの車の買取価格を競ってくれるので、結果的に値段が吊り上るのです。
【マツダ・CX-3】ガソリンvsディーゼル 価格対性能のコスパは?
馬力はガソリン、トルクはディーゼルの勝ち
まずはエンジンのスペックを比べてみましょう。
【ガソリンエンジン:2.0l直4】
- 最高出力:110kW(150ps)/6000rpm
- 最大トルク:195Nm(9kg)/2800rpm
【ディーゼルエンジン:1.8l直4ディーゼルターボ】
- 最高出力:85kW(116ps)/4000rpm
- 最大トルク:270Nm(5kg)/1600〜2600rpm
最大出力はガソリンが、最大トルクはディーゼルが上回っています。
ディーゼル車はガソリン車の約30万円高
次に車両本体価格を比べてみましょう。
【ガソリン車】
- 20S(6AT・6MT): 2WD 212万7,600円、4WD 235万3,600円
- 20Sプロアクティブ(6AT・6MT): 2WD 233万2,800円、4WD 255万8,800円
- 20S プロアクティブSパッケージ(6AT・6MT):2WD 243万円、4WD 265万6,000円
- 20S Lパッケージ(6AT・6MT):2WD 256万6,080円、4WD 2792,080円(6ATのみ)
- エクスクルーシブ・モッズ(6AT):2WD 259万8,480円、4WD 282万4,480円
【ディーゼル車】
- XD(6AT・6MT): 2WD 243万6,480円、4WD 266万2,480円
- XDプロアクティブ(6AT・6MT):2WD 263万0,880円、4WD 285万6,880円
- XD プロアクティブSパッケージ(6AT・6MT):2WD 272万8,080円、4WD 295万4,080円
- XD Lパッケージ(6AT・6MT): 2WD 283万6,080円、4WD 306万2,080円
- エクスクルーシブ・モッズ(6AT):2WD 286万8,480円、4WD 309万4,480円
両車ともグレード構成は同じで、ベースグレード→プロアクティブ(中間グレード)→Lパッケージ(上級グレード)に、特別仕様車のエクスクルーシブ・モッズというラインナップ。
いずれもディーゼル車の方が約30万円高額です。
したがって街中のチョイ乗りや近距離ドライブが多い場合は、絶対的にガソリン車がおすすめです。
【マツダ・CX-3】ガソリンvsディーゼル 運転のしやすさ比較
街乗りがメインならガソリンエンジン
ガソリンエンジンはノンターボの2lとしてはごく標準的なスペックで、必要にして十分な性能と言えます。
レギュラーガソリン仕様というのも、経済的ですね。
2018年5月のマイナーチェンジでは設計が見直され、中低速のトルクや実用燃費が向上しました。
このエンジン最大の注目ポイントは、最大トルクが2800回転で発生すること。
他社のガソリンエンジンの最大トルクは大体3000回転以上なので、かなりの低回転型です。
高速道路(100km巡航時に6速で2000回転ぐらい)での追い越しも、アクセルを踏み込めばグッ
と加速してくれるから安心。
ディーゼルが苦手とするストップ&ゴーが多い渋滞も、ストレスなく切り抜けられるでしょう。
長距離で真価を発揮するディーゼルエンジン
ガソリンでも十分とはいえ、やはりトルクはディーゼルエンジンの方が数段上。
CX-3公式サイトでも、絶賛の声が寄せられています。
「ガソリンエンジンならキックダウンしてエンジンが唸る加速領域を低いギアのまま、しかもシフトアップしながらグイグイと車速を上げていくあの加速はスカイアクティブディーゼルでしか味わえません」。
これはマイナーチェンジ前の1.5lエンジン(2016年式)に対する評価。
2018年10月のマイナーチェンジで排気量が1.8lにアップしているので、さらに力強い走りを体感できるでしょう。
環境性に優れていることもメリットですが、使うシーンには注意が必要です。
CX-3のディーゼルエンジンにはDPFという排ガス中のPM(粒子状物質)を除去するフィルターが付いていますが、以下のようなときは作動しません。
- 車速15km/h以下で走り続けているとき。
- 10分以下の短時間走行、エンジンが暖機できないような走行を繰り返したとき。
- 長時間アイドリング状態のとき。
やはりディーゼルは長時間・長距離の走行で真価を発揮するもの。
チョイ乗りがメインの場合は、迷わずガソリンエンジンを選びましょう。
【マツダ・CX-3】ガソリンvsディーゼル 価格差は燃費でペイできるか
ディーゼルの方が最大約6km低燃費
ディーゼル車の車両本体価格はガソリンより約30万円高ですが、燃費の良さで価格差を回収できるでしょうか。
カタログ上の燃費性能を、以下で比較してみましょう。
【ガソリンエンジン】
- WLTCモード 2WD:0〜16.2km/L 4WD:15.2km/L
- 市街地モード 2WD:4〜12.9km/L 4WD:11.9〜12.0km/L
- 郊外モード 2WD:7〜16.9km/L 4WD:15.9km/L
- 高速道路モード 2WD:0〜18.2km/L 4WD:17.0〜17.2km/L
【ディーゼルエンジン】
- WLTCモード 2WD:0〜23.2km/L 4WD:19.0〜21.2km/L
- 市街地モード 2WD:3〜21.3km/L 4WD:15.9〜19.7km/L
- 郊外モード 2WD:0〜23.5km/L 4WD:19.1〜21.6km/L
- 高速道路モード 2WD:2〜24.4km/L 4WD:20.9〜22.0km/L
いずれもディーゼルの方が低燃費で、とくに高速道路では6kmぐらい差がつきます。
長く乗るなら価格差はペイできる
2019年3月現在の燃料価格は以下のとおり(参考:e燃費)。
- レギュラーガソリン:9円/L
- 軽油:9円/L
年間1万km(東京〜大阪を10往復ぐらい)走ったとすると…。
- ガソリン車:1万km÷約16km/L×9円/L=約84,323円
- ディーゼル車:1万km÷約20km/L×9円/L=57,450円
さらにディーゼル車は「エコカー減税」として83,400円〜99,800円の優遇と、「クリーンディーゼル補助金」が受けられます。
ガソリン車より約30万円高の価格差をペイするには、1〜2年で手放すのでなく長く付き合うことです。
【マツダ・CX-3】ガソリンvsディーゼル 中古リセールバリュー比較
人気が高いのはディーゼル車だが…
最新の買取相場を見ると、一番人気のグレードは2016年式のXDツーリング Lパッケージ(参考:価格.com、2019年3月現在のデータ)。
- カーオクサポート買取参考価格:201万〜217万円
- 業者間オークション予想買取価格:212万〜237万円
- ヤフオク予想買取価格:236万〜252万円
新車価格が280万円なので、3年落ちで70%以上という買取価格はとても良いです。
以下人気ランキング9位まですべてが、ディーゼル車という結果に。
ガソリン車はこれからに期待
ガソリン車がランク入りしていないのは、まだ数が少ないからです。
ディーゼル車だけだったCX-3にガソリン車が追加されたのは、2017年6月。
それから2年足らずで、販売比率のほぼ半分を占めるまでになりました。
人気の高さがうかがいしれます。
したがってガソリン車のリセールバリューは、ディーゼル車と同等かそれ以上になるかもしれません。
これからに注目です。
【まとめ】CX-3・ガソリンvsディーゼル
ガソリンとディーゼルのどちらが優れているかは、使うシーンで決まります。
とくにディーゼルは一定の負荷で長時間・長距離を走ってこそ真価を発揮します。
そうした意味で、ちょっと特殊なエンジンと言えるかもしれません。
街乗りを含むオールラウンドで使うなら、汎用性の高いガソリンがおすすめです。
両車ともグレード構成は共通、快適装備や安全装備も同じなので、どちらを選んでも満足度の高さは変わらないでしょう。
【CX-3】が値引き金額から更に50 万円安くなる裏ワザ
- 「この【車種名】、予算オーバーだ…」
- 「値引きで安く買いたい…」
- 「ディーラーを回るのは面倒…」
- 「新車をお得に最安値で手に入れたい…」
- 「ディーラーの売り込みがイヤ…」
- などなど
【CX-3】の購入を検討しているけど悩みが尽きない…
そんな悩みを抱えている方が非常に多くいらっしゃいます。
家族や友人に相談したところでまともに聞いてもらえず、また聞いてもらったところで欲しい車に手が届かない。
そんな方にオススメの裏ワザをご紹介します。
下取りは必ず一括査定サイトを使うこと!
下取りは必ず一括査定サイトを使うこと!
ディーラーでは30 万円の下取りが、買取業者では50 万円になることも多々あります。
一括査定サイトを使うことで、大手下取り会社の最大10 社が
あなたの車の買取価格を競ってくれるので、結果的に値段が吊り上るのです。