CX-3をスタイリッシュに見せているのが、タイヤのサイズ。
コンパクトSUVとしては低めの扁平率と大きめのホイールが、シャープなエクステリアを引き締めています。
ハンドリングの良さと、乗り心地のバランスも絶妙です。
一方で交換できるタイヤサイズがないというハナシをよく聞きますが、本当はどうなのでしょうか?
サイズアップを含め、費用や注意すべきポイントを調べてみました。
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【マツダ・CX-3】タイヤサイズが無いってホント?
CX-3用タイヤは有名ブランドからも発売
以前は純正しかない!なんて言われていたCX-3のタイヤ。
今は代表的なタイヤメーカーから夏用、冬用とも出ているので一安心です。
まず夏用タイヤを3つ選んで紹介します(参考:価格.com)。
- ブリヂストン REGNO GRVⅡ 19,300円〜
- YOKOHAMA BluEarth-A AE50 13,695円〜
- MICHELIN Primacy 3 19,100円〜
以下の3つは冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)です。
- ブリヂストン BLIZZAK VRX 17,880円〜
- ダンロップ WINTER MAXX 01 16,600円〜
- TOYO Winter TRANPATH TX 17,400円〜
純正のホイールにそのまま装着できるので、雪国のオーナーには嬉しいですね。
タイヤサイズの数字の意味
それにしてもなぜ、CX-3のタイヤは純正しかない!と言われていたのでしょうか?
「215/50R18」という、他車にはないサイズだからです。
最初に数字の意味を復習しておきましょう。
- 215=タイヤ幅が215mm
- 50=扁平率が50%
- R=ラジアルタイヤ
- 18=リム径(タイヤ内側の径)が18インチ
ここで「扁平率」について、補足説明をしましょう。
「扁平率」はタイヤ幅に対して、タイヤ側面の高さが何%かを意味します。
215mmに対して50%ということは、高さは10cmぐらい。
扁平率が「高い」ほどタイヤが厚くなり、クッション性があって乗り心地はソフトに。
逆に「低い」ほどタイヤは薄くなり、乗り心地は固めに。
その代わりグリップ力は高まり、コーナリング性能やブレーキング性能がアップするため、スポーツカーに多く装着されます。
ハイパワースポーツカーになると、30%や35%というペッタンコなタイヤもあるほどです。
CX-3の50%は「ゴーマル」とも呼ばれ、どちらかと言うと扁平率が「低い」方。
参考までにライバル車のタイヤサイズをチェックしてみましょう。
- トヨタ・C-HR:225/50R18
- ホンダ・ヴェゼル:215/55R17
C-HRは例外的にCX-3と同じ「ゴーマル」ですが、コンパクトSUVは「55%以上」が一般的です。
同じマツダのSUVのタイヤサイズも見てみましょう。
- CX-5:225/55R19
- CX-8:225/55R19
幅215mmの「ゴーマル」は、CX-3だけですね。
【マツダ・CX-3】サイズアップは可能か?
おすすめは20インチホイールとの組み合わせ
タイヤを交換する理由でダントツに多いのは、やはり見た目の格好良さでよすね。
となると、やってみたいのはサイズアップ。
とくにタイヤの扁平率を「低く」する「インチアップ」は、よりスポーティで精悍なエクステリアに。
当然リム径は「大きく」なるので、純正の18インチホイールも社外品に交換します。
自分の気に入ったブランド・デザインを選びましょう。
ただし「1インチ=2.54cm」なので、19インチではあまり違いが感じられないかも。
どうせ交換するなら、思い切って20インチを狙ってみましょう。
おすすめの1例として「ケンスタイル」のデモカーが装着しているタイヤ・ホイールを紹介します。
- タイヤ:YOKOHAMA TIRE PARADA Spec-X
- タイヤサイズ: 235/35R20
- ホイール:WORK GNOSIS GR202(20インチ)
「ケンスタイル」はマツダ車のエアロパーツでおなじみのメーカー。
扁平率35%のタイヤに、5本スポークの20インチホイールがキマっていますね。
タイヤ幅は235mmと、純正から2cm幅広に。
フェンダーからハミ出ると車検に通らないので、ギリギリこのぐらいが限界でしょう。
サイズアップのメリット・デメリット
サイズアップのメリットは、あくまでも見た目がカッコ良くなること。
性能面から考えると、CX-3に35タイヤと20インチホイールは明らかにオーバースペックです。
デメリットについても、覚えておきましょう。
- 乗り心地が固めに
- 走行音が大きく
- 燃費が悪化
- ステアリングが重くなる
ただし年々タイヤの性能は進化しているので、どのぐらい悪くなるかは一概に言えません。
タイヤショップに希望を伝えて、相談することをおすすめします。
タイヤの外径は同じものを選ぶ
タイヤを交換する際に絶対に守りたいのは、外径は変えないこと。
CX-3のタイヤの外径は純正で672.2mmです。
完全にピッタリとは行かないまでも、できるだけ近いものを選びましょう。
スピードメーターやオドメーター(走行距離)は、タイヤの外径と密接に関係しています。
極端に違う外径にするとズレが生じて、車検でNGになってしまうのです。
タイヤハウスに干渉するといった不具合も起きるかもしれません。
【マツダ・CX-3】タイヤ交換費用と注意点
相場は4本で1万円ぐらい
タイヤ交換はいくらぐらいかかるのか、費用(工賃)は下記のとおり(バランス調整を含む)。
- ディーラー(関東マツダの場合):1本あたり2,571円
- タイヤショップ・カー用品店(オートバックスの場合):1本あたり2,160円〜
- ガソリンスタンド(宇佐美の場合):1本あたり2,430円
4本合わせて1万円ぐらいが大体の相場ですね。
これは同じ店で購入したタイヤを取り付ける場合です。
ネットショップなどで購入したタイヤを持ち込む場合は金額が異なるので、問い合わせてみましょう。
タイヤ交換はプロにお任せ
タイヤ交換は自分でもできないことはありませんが、装着ミスは重大事故につながります。
たかが交換などと言わず、専門の工具と設備を揃えたプロに任せましょう。
「タイヤはわずかハガキ1枚分の面積でクルマを支えています」というCMがありました。
これは決して大げさでなく、タイヤは乗員の命を守る大切な部品。
だからタイヤのことはタイヤのプロに任せるのが、絶対に安心です。
プロに任せるとタイヤ交換だけでなく、バランス調整もやってもらえます。
タイヤとホイールの重心を調整することで、4本がキレイな円を描いて回転するようになります。
これをやらないと1本だけ偏って減ったり、燃費が悪くなってしまいます。
タイヤを長持ちさせ、バーストのような事故を防ぐために、バランス調整は絶対に必要なのです。
【まとめ】CX-3タイヤサイズと交換費用
サイズアップも含めて見てきましたが、ベストサイズは純正品の「215/50R18」。
何故かというと、すべてがCX-3専用だからです。
2015年の登場からずっと「トーヨータイヤ」がパートナーとなって開発し、2018年5月のマイナーチェンジでは、サイドウォールの剛性や接地形状が改善されました。
合わせてダンパー径やスプリングレートも「タイヤありき」で設計が見直され、乗り心地と走行安定性がさらに向上しました。
まさにトータルバランスをトコトン追求したベストなタイヤが、純正品なのです。
コンパクトSUVとしては大きめの18インチホイールも、十分なカッコ良さ。
CX-3本来の良さを楽しむにも、まずは純正品とじっくり付き合ってみましょう。
それから自分好みのサイズアップを考えても、まったく遅くありません。
【CX-3】が値引き金額から更に50 万円安くなる裏ワザ
- 「この【車種名】、予算オーバーだ…」
- 「値引きで安く買いたい…」
- 「ディーラーを回るのは面倒…」
- 「新車をお得に最安値で手に入れたい…」
- 「ディーラーの売り込みがイヤ…」
- などなど
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